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原油は横ばいから下げへ

引用:ジェネシス WTI(週足)

ここ数年のWTIは120ドルから80ドルの範囲で推移している。つまり、横ばい状態にある。

どうしても、これまで、上昇基調にあった原油市場なので、一般的に、オイルはこの先も

上昇すると思われている。しかし、114ドルから109ドルの間に強烈なレジスタンスゾーンが

控えているため、そう簡単には120ドルを超える上げ相場にはならない。

ここ数カ月は、100ドルから98ドルのサポートゾーンを試しに、下げ基調になるだろう。

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円高基調にはなっていない

引用:ジェネシス 日本円通貨先物、OBOI

ちょっと馴染のない商品かもしれないが、ドル円ではなく、日本円通貨先物のチャート。

OTCのドル円では取引量などの情報が入手できない。そこで、通貨先物市場のデータを

応用して、テクニカル分析をする。もし、円高基調になっていれば、

OBOI(オン・バランス・オープン・インタレスト)は前回の高値を更新しているはず。

しかし、まだ、下降中であり、それは円安トレンドの継続を意味している。

ここで、ドル円に話を切り替えるが、はやり、80円割れは難しいようだ。

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ドル円がサポートゾーンへ

ここ暫くドル円に調整のドル売りが入っている。

しかし、81.18~80.89との間にはいくつかのポイントが密集してサポートゾーンを

形成している;

引用:ジェネシス、ドル円

横ばい状態になっている、ここ数日のドル円だが、80円を下に切るのは容易ではない模様。

通貨先物の取引高を参考しても、日本円買いはそれほど増えていない。

ここで、ドル上昇のモメンタムが蓄積されているようだ。あとは、米株市場次第だろう。

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Dow

ここ数カ月のダウは強い上昇モメンタムから上げていた。

しかし、それでも、テクニカル指数の一つ、OBVをみる限り、

そろそろ、大きな調整局面に直面しているようだ。

引用:eSignal ダウ、OBV

買い上げの力が溜まっている状態だと、価格が新高値をつける前に、

OBVが新高値を形成する。残念ながら、今回は、そのような強さはみられない。

そろそろ、一旦、先物やCFDで売りヘッジをかける時期にきているようだ。

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資金管理37

トレーディングシステムを比較する方法として、各システムの幾何平均を

比べるやり方がある。ここでの幾何平均の求めた方は次のようになる:

 

(最終資金/当初資金)のN乗根

 

N=トレード数

 

上記の式を用いて各システムの結果を比較することができる。

そして、最も幾何平均が高いシステムは成長率が一番高いと言うことになる。

ところで、第三十五回と三十六回で紹介したゲーム1と2の組み合わせを思い出して欲しい。

組み合わせた結果、最初の例では表が出ると+2.9になるが裏が出ると-2.1になる。

絶対数でみると、2.9/2.1=1.38となる。それに対して、別の例では、

表が出ると+0.9で裏が出ると-0.1になる。つまり、0.9/0.1=9となる。

1.38と9を比較してわかるように後者の方が優れていると単純に見分けることができる。

 

でも、期待値はどちらの組み合わせも同じ0.40になる。

 

期待値=(2.9*0.5)+(-2.1*0.5)=0.4

 

期待値=(0.9*0.5)+(-0.1*0.5)=0.4

 

同じ期待値の場合、幾何平均の高い方を選択するべきだろう。

それは資産成長率が高いためである。(続)

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資金管理36

最初の例では、正の相関が存在している。つまり、両方とも勝つか、

両方とも負けるかのいずれかになる。

2つを組み合わせたときの期待値は0.40ドルとなる。期待値だけみる限り、

ゲーム1の期待値0.50ドルより低い結果になっている。

では、ゲーム2では裏が出たとき儲けとして表が出たときに損としてみる。

そして、ゲーム1と2を組み合わせてみる。

 

ゲーム1  ゲーム2   組み合わせ

表   +2   -1.1   +0.9

裏   -1   +0.9   -0.1

 

この組み合わせの期待値は0.40ドルで、最初の組み合わせと同じである。

何が変わったのだろうか。それは、幾何平均が変わったことになる。

 

幾何平均とは、一回あたりの成長係数である。つまり、幾何平均の高い組み合わせ、

それとも、単独で幾何平均が他に比べて高ければ、それを選択した方がよいことになる。

 

一般的な”平均”とは、aとbの二つの数字があれば、a+b/2という求め方になる。

これは算術平均と呼ばれている。各数字を足すことで、

でこぼこのものをならす働きになっている。これに対して、

次のような場合は幾何平均を使うことになる。

 

物価の上昇率:2年前に1年前を比べると2倍

物価の上昇率:1年前と今年では8倍

この2年間での物価の前年比を平均して,1年あたりでは物価が何倍になったか?

幾何平均は、2*8の2乗根となって4倍となる。

(2+8)/2=5の算術平均とは違う答えになる。(続)

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ドル円の調整

一気にドルが対円で買い戻されてきたが、そろそろ、調整が入ってきている。

出所:eSignal ドル円

直近の38%ラインを下にブレイクしたドル円は、このまま、サポートゾーンへ

突入する可能性が高い。しかし、このゾーン自体は、

81.96-81.06と90銭と厚めで、今のところ、これを下回るドル売り・円買いはないだろう?!

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調整色が濃厚な米株

前回のレポートで、米株の上昇は継続と記したが、ここにきて

調整色を強めている。

出所:eSignal ダウ工業株価指数、OBV

上昇の波形が徐々に小さくなっていることから、大きな調整売りが入ると

コメントしているアナリストも多い。調整の節目をフィボナッチ分析でチャート上に

記した。直近の62%は、12,950となっているが、次のポイントは、

12,690となる。前回の底を下回ってしまうため、下降トレンドへ転換すると

みる向きも増えるだろうが、まだまだ上昇トレンドは続いている。

 

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まだ、上がりそうです、米株は

出所: eSignal

先週の火曜日に大きく下げたダウだが、どうも、上昇モメンタムは薄れていないようだ。

OBVは既に、前回の高値を上に抜けてきている。

予想以上に米株は強い。あるサイクル分析では4月下旬まで、この上げは続くとされている。

先週の安値を切り、12700を割るまでは、上昇トレンドの継続とみるべきだろう。

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資金管理35

いろいろなトレーディングシステムを組み合わせて、ポートフォリオーを組成する場合、

奇妙な現象に遭遇することがある。今まで、期待値がマイナスのシステムや

トレーディングルールでは資金管理を行っても最終的には破産すると説明してきた。

ところが、いろいろなトレーディングシステムを組み合わせた場合、

必ずしも期待値がマイナスだからと言ってワークしないとはならない。

考えてみると変な話だが、例をあげて説明したい。

 

ここでは、パンローリング社から翻訳発行されている、

“投資家のためのマネーマネジメント”、ラルフ・ビンス氏の著書で紹介されている期待値が

負のマーケットシステムの利用法を参考にしてみたい。翻訳書にプリントミスがある。

第2版以降は修正されるだろうが、300ページのテーブルに

原書と違った数字が載せられている。

そのため、ビンス氏の主張する利用法が理解できない読者もいるのではないだろうか。

 

例として2つのコイン投げを使っている。ゲーム1は、2:1のペイオフ率のケースで、

表が出れば2ドルの儲けで裏が出れば1ドルの損と言う設定になっている。

ゲーム2の設定は、負けた場合、損失額が1.10ドルで勝った場合の利益0.90ドルよりも多く、

期待値が-0.10と言うケースである。ゲーム2のシステムだけしか実行しない場合は

マイナスの期待値を有しているため、資金管理方法をいろいろアレンジしても

最終的には破産する。長くゲーム2だけ行うとより破産に近づくことになる。

 

では、ゲーム1と2を同時に行った場合を考えてみよう。まず、

ゲーム1も2も表が出たとき勝ちとして裏が出れば損すると言うケースを考えてみる。

ゲーム1  ゲーム2   組み合わせ

表   +2   +0.9   +2.9

裏   -1   -1.1   -2.1

 

(続)

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Profile
  • 成田博之
  • ノースカロライナ大学ウィルミントン校卒業。シンガポールの銀行で約10年間、金融商品のディーリングをした後、日経 225先物・為替を中心に自己資本を運用するプライベート・トレーダーとして、 1998年にオーストラリアに移住。その後、ヘッジファンドの運用にも携わる。 2006年に帰国後、FX業者でディーリング部長やコンサルティング業務に従事。 2009年8月から、ウエストビレッジインベストメントに企画・開発部門担当として参加。現在、West Village Capital株式会社代表取締役
SaxoBank
SAXO BANK
  • サクソバンクFX証券株式会社
  • サクソバンクFX証券は、EU監視下に置かれたサクソバンク(SAXO BANK A/S)の100%子会社であり、日本国内では、FXとCFDのサービスを提供しています。サクソバンクが世界180国以上に展開する世界品質の取引環境を日本の投資家様にお届けいたします。
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