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資金管理30

”システム・ストップ“について、その目的を説明した。その中で、

累積収益カーブの移動平均線を求めて、ドローダウンの管理をする方法を紹介した。

累積収益カーブを管理する方法は移動平均線だけではない。ここで例をあげてみたい:

1.チャンネル

2.スイングポイント

3.マルチタイム方式

上記は一見するとトレーディングルールにも思えるが、あくまで、

収益カーブの管理に用いる。収益の状態を分析するのは、

単に儲かっているか損しているかをチェックするだけではない。

“チャンネル“だが、ここでは過去20日間、もしくは60日間の最高累積収益額と

最低の累積収益額を求めて、収益カーブの上下にバンドを描く。

この”チャンネル”を下にブレイクした時点でシステムに止めがかかる。しかし、

”チャンネル”を上に抜けた場合、今まで採用してきた資金管理方法を見直す

必要があるか再確認する。特に、アグレッシブに資金を運用する管理スタイルを

選択している場合は、マーケットのボラティリティーの変化をよく分析するべきだろう。

マーケットが今までにない動きをしている可能性があるためだ。

”スイングポイント“とは収益カーブのピークとボトムに印をつけて、

ポイント間の幅と時間を計測する。そして、実際に、ドローダウンをリカバーするのに

どれぐらいの時間が掛かっているのか調べる。累積収益が徐々に落ちてきたとき、

過去のリカバーするまで掛かった時間をもとに、システムをどこでストップするか判断する。

(続)

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資金管理29

累計収益額がその移動平均より下回ったとき、次にシグナルがでてもその通りに売買しない。

つまり、収益カーブのトレーディングである。

ポイントは買いと売りのシグナル別に収益カーブを描くこと!

よく目にするファンドマネジャーのパフォーマンスで、ほとんどドローダウンを経験しないまま、

右肩上がりに上昇している収益カーブを出しているファンドの多くは、

この収益カーブをトレードしている。

マーケットで売買するだけがトレーディングではなく、収益カーブもトレーディングの対象にする。

それによって、どの通貨ペアがどのような動きをしているか想像がつく。

一般的に言われている”システム・ストップ“の目的は次の3点になる:

 

1.   設定した損失合計額まで損失が膨らんだときに、

そのシステムの運用を一時的にストップさせる。

2.   累計収益がその累計収益移動平均線を下回ったときに、

そのシステムがうまく機能していないと警告を出す。

3.   一時的にそのシステムの運用を控えていたものの、また、

そのシステムが機能し始めたことを知らせる。

 

一旦、そのシステムの運用を停止しても、仮想売買は続けてそのまま収益を合計していく。

そして、累計収益がその移動平均線を上に抜いた時点で、再びそのシステムのシグナルに

沿って売買を再開する。運用をストップすることで、ドローダウンの拡大を抑えることができる。

(続)

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資金管理28

より早く収益を積み上げていく”固定資本管理法“を採用することで

小額の投資資金を短時間で増やすことができても、一回の大きな損失で

かなりの投資資本を失くしてしまう危険がある。一度、投資資本が大きく減ってしまうと

取引額(枚数)を減らして取引を再開することになるが、

損失をリカバーするまでの時間が掛かる。つまり、資金管理方法の選択には

”バランス“が重要視される。リスクに見合ったリターンの追求をバランスよく

続けることで破産を回避しながら売買を続けていくことができる。

バランスがうまくとれているのか調べるには、収益と損失の標準偏差を資金管理別に

比較する方法が一番簡単だろう。標準偏差が大きいとバラツキが大きいということになる。

既に読者の皆さんは予想しているだろうが、”固定資本管理法“の収益と損失は

他の管理方法に比べてばらつく。しかし、バラツキが最も小さい管理法を

採用すればよいとは限らない。そこで、トレーディングルールが構築した後に、

その結果をモンテカルロ・シュミレーションするトレーダーもいる。

過去データをいろいろと組み合わせて、その結果を比較する方法としては

最適といわれている。しかし、各管理法別に描かれた収益カーブを

比較することが最もシンプルな判断方法だと思う。

収益カーブは、一般的に累計収益を意味しているが、

買いと売りのシグナル別の収益カーブを描くことも大切だ。

買いシグナルの収益カーブを描く。そして、収益の移動平均を求める。

多くは加重移動平均を使うが単純移動平均でも良いだろう。移動平均の期間だが、

一ヶ月の平均営業日数が20日間なので、20日を良いだろう。

収益カーブが移動平均線よりも上であれば、そのシグナル通りに売買しても良いが、

累計収益が移動平均線を下回った時点で、そのシグナル通りに売買することを停止する。(続)

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日経225のアップデイト

38%の戻りをクリアできたものの、上昇モメンタムは弱い日経225。

出所:eSignal 日経225、OBV

上昇はゆっくりでもOBVが高値を更新していれば、まだ上げるだろうと予測できるが

そろそろ息が絶えてしまうように思える、日経225は。

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金のアップデイト

やっぱり、今週に入って調整色が濃厚になった金。

出所:eSignal 金、ボリンジャーバンド

ダブルトップの形成には、もう一度、踏みあげが必要になるが、このまま

下げるようだと、それほど、落ちない可能性が強い。

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小麦のアップデイト

今週に入って、横ばい状態が続く小麦。

出所:eSignal 小麦(日足) OBV

やはり、週足単位のレジスタンスゾーンを目前に

足踏みしているようだ。OBVは、先行して下げ始めている。

売り準備のスタンスで望みたい。

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ダウがお疲れ気味

若干のマイナスで引けたダウ工業平均株価指数。

出所:eSignal ダウ30、OBV

一つのテクニカル指標に全てを託せないのはわかっているけども

ちょっと、ダウはお疲れモードのようです。まだまだ、上昇の余地は残っているみたいですが

調整入りしやすいと素直に思うべきでしょうか?! それとも、NYジャイアンツの優勝のせいか?!

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日経225

堅調な米株を後から追いかけている日経株価指数。

出所:eSignal 日経先物(ミニ)、OBV

テクニカル指標の一つ、OBVは前回の高値を更新していないことや

38%ポイントである8,900に到達していることから、そろそろ調整入りか?!

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豪ドル円

38%ポイントまで下げてから、買い戻しが入っている豪ドル円。

出所:eSignal 豪ドル円、ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドの上限まで達していない。このまま、上げる可能性は高いが

%bはなかなか上げてきていない。かなり強い上昇のモメンタムがないと、ダマシに終わってしまう。

引き続き、豪ドル円はウォッチリスト入り!

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ゴールデンタイムの視聴率に陰り

ここまで、金は順調に買い上げられてきた。

出所:eSignal 金(週足)、フィボナッチ

しかし、戻りの節目にあたる62%ポイントが目の前に迫っている。

ここで、時間枠を日足に落として、テクニカル分析してみたところ、

上昇モメンタムに陰りが見える。

出所:eSignal 金(日足)、OBV

OBVは高値更新中で、全く、力の衰えを感じさせないほど、この上げは強いと

示している。

出所:eSignal 金(日足)、ボリンジャーバンド、%b

ところが、ボリンジャーバンドの%bと価格との間にダイバージェンスがみられる。

モメンタムが失速し始めている。2つのテクニカルインディケーターが

同一の結果を導いていない。つまり、この上げに、今から乗っていくのは

危険と警戒シグナルが発せられている。

 

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Profile
  • 成田博之
  • ノースカロライナ大学ウィルミントン校卒業。シンガポールの銀行で約10年間、金融商品のディーリングをした後、日経 225先物・為替を中心に自己資本を運用するプライベート・トレーダーとして、 1998年にオーストラリアに移住。その後、ヘッジファンドの運用にも携わる。 2006年に帰国後、FX業者でディーリング部長やコンサルティング業務に従事。 2009年8月から、ウエストビレッジインベストメントに企画・開発部門担当として参加。現在、West Village Capital株式会社代表取締役
SaxoBank
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  • サクソバンクFX証券株式会社
  • サクソバンクFX証券は、EU監視下に置かれたサクソバンク(SAXO BANK A/S)の100%子会社であり、日本国内では、FXとCFDのサービスを提供しています。サクソバンクが世界180国以上に展開する世界品質の取引環境を日本の投資家様にお届けいたします。
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